表面粗さの種類、表面記号、仕上げ記号
表面粗さの種類と仕上げ記号
表面粗さの種類
最大高さ Rmax |
国内で主に使用され、表面粗さ計の断面曲線から必要に応じ、基準長さLを取り、その間の最大高さを求め0.001mm単位で表わす。 0.012mm→12S又は12μmRmax |
|
---|---|---|
十点平均粗さ Rz |
最大高さと同じく基準長さLを取りその間の上から3番目、下から3番目の点を通る平行線の間隔を測り0.001mm単位で表わす。 0.008mm→8Z又は8μmRz |
|
中心線平均粗さ Ra |
米国などで主に使用され、断面曲線とその中心線との面積を測定長さで割った値を0.001mm単位で表わす。 0.025mm→25a 測定器より直読でき、合理的である。 |
仕上げ記号の表面粗さ区分
記号 | 表面粗さの区分値 | 基準長さL(mm) | ||
---|---|---|---|---|
Rmax | Rz | Ra | ||
~0.8S | ~0.8Z | ~0.2a | 0.25 | |
~6.3S | ~6.3Z | ~1.6a | 0.8 | |
~25S | ~25Z | ~6.3a | 2.5 | |
~100S | ~100Z | ~25a | 8 | |
特に規定しない。 |
表面記号と仕上げ記号
表面記号の構成
仕上げ記号の使用例
記号 | 意味 |
---|---|
除去加工を行わない。 | |
L8mmで100μmRmaxより細かい鋳造などの面。 | |
L8mmで最大50μmRzの除去加工を行う面。 | |
上表に示す表面粗さの範囲にはいる除去加工を行う面。 | |
λc0.8mmで最大0.8μmRaの除去加工を行う面。 | |
上表に示す表面粗さの範囲にはいる研削加工を行う面。 | |
λc2.5mmで最大1.6μmRaの研削加工を行う面。 |